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むせ返るような芳香、甘い蜜。蝶のような優雅さで。 そのカラダに鋭い棘を隠して。
はじめに

ようこそ、偽アカシアへ。
こちらは私、朝斗の今までの作品展示室となっております。

過去作品から随時追加予定です。
同じものを掲載していますが、若干の推敲をしている場合もあります。
詳しくは『はじめに』をご一読ください。
2008.5.6 Asato.S
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沈黙の深い森
何かから逃げて来た

考えることはやめて
胸一杯に風を吸う
迎えるのは柔らかな陽射

捕らえるものはもういない
悩む必要はもう無いの

けれど何か足りない
迫り来る空虚
追いかける閉塞
 
平穏と背中合わせの不安
忍び寄る足音
 
そして気がつく
ここではいつか飲み込まれる
立ち向かうには弱すぎる
 
それならいっそ

あの甘い実を頂戴
きらきらと輝く
香しき芳香の
 
私を終わらせる誘惑の果実を



*Snow white…白雪姫

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寂しがりやの昼下り
しりとり一人病み上がり

からくり煽り言葉尻
頭のかかり如何ばかり

無理矢理登り百日紅
独り善がりの足掛かり

いつのまにやら稲光り
明かりの消えた烏瓜

上がり下がりで九十九折り
暗がり転がり捨篝

通りすがりの偽り表裏
追剥が原へ蛍狩り





*読み方&意味補足

煽り⇒あおり
言葉尻⇒ことばじり
如何ばかり⇒いかばかり
百日紅⇒さるすべり
独り善がり⇒ひとりよがり
烏瓜⇒からすうり
九十九折り⇒つづらおり
捨篝⇒すてかがり
偽り表裏⇒いつわりひょうり
追剥が原⇒おいはぎがはら

・偽り表裏…言葉の裏と表が一致しないこと
・追剥が原へ蛍狩り…自分から求めて危険なところに行くことのたとえ

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どこかでヒバリがさえずる

東の空が白んで
世界が色を取り戻す
自分という存在に自信の持てたあの朝


あれからどんなに時が経っただろう
今はまた ただ闇を恐れるばかり
その先に何が待つかも忘れて


長い長い夜
永い永い闇

まるで 陽と共に希望も沈んだように


僕らはもう

あの鳥の鳴き声を覚えていない

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Welcome
冬に包まれる季節。
詳しくはFirstを参照ください。
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朝斗 〔あさと〕
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