むせ返るような芳香、甘い蜜。蝶のような優雅さで。 そのカラダに鋭い棘を隠して。
はじめに
ようこそ、偽アカシアへ。
こちらは私、朝斗の今までの作品展示室となっております。
過去作品から随時追加予定です。
同じものを掲載していますが、若干の推敲をしている場合もあります。
詳しくは『はじめに』をご一読ください。
2008.5.6 Asato.S
夜の帳が下りる頃
黄色の月が空を滑る
私は歩く 小さな灯を携えて
一寸先も照らせない その幽かな光を
やっと見つけた闇の中
その鳥が青くなくとも
暗くても決して淋しくは無く
足取りは弱くとも心だけは見失わず
静かな森の中
迷うことは怖れない
視界は澄んで
いつしか 空は白み来る
その瞬間
私の鳥は希望の色を纏うだろう
この森のどこかで
この深い森のどこかで
たとえ最後まで
掴まえることが出来なくても
*L'oiseau Bleu…青い鳥
手に入れられないままの青い鳥。
「皆さんの中でどなたかあの鳥を見つけたら、どうぞ僕達に返してください。
僕達が幸福に暮らすために、いつか、あの鳥が必要になるでしょうから。」
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冬に包まれる季節。
詳しくはFirstを参照ください。
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